防府市エステ 健康の鍵 大切な腸のお話 1
こんにちは
腱引きサロンLumineです♫
本日は 健康の鍵!!
大切な 腸 のお話しです。
腸の健康について学んでいきましょう。
腸とは?
【腸の基礎知識】
腸とは、胃の次に続く消化器官の一部で、大きくは 小腸と大腸に分けられます。
小腸は、胃の出口から大腸の入り口まで5〜7mもある細い管です。 内部は、絨毛と呼ばれる触手の様な細かい突起で覆われています。 胃で消化されて送り込まれた食物は、小腸でさらに分解され、絨毛から栄養として体内に吸収されます。
また、その絨毛は粘膜で保護され、体内に入った異物を吸収しない様になっています。
大腸は、小腸の出口から肛門まで続く太い管で長さは1.5m程あり、小腸で栄養を吸収された食物の残りカスが運ばれます。 小腸から送られてくる食物は、水分が多く流動性がありますが、大腸ではその水分を吸収し、腸から出る老廃物や剥がされた粘膜とともに便を形成し、肛門から排泄します。
身体の窓口とも言える腸は、食道や胃を通して入ってくる栄養を吸収し有害な物質を排泄、そして有害菌等の侵入に対し幾重にもなるバリアをもって体内への侵入を阻止します。
まさに、腸は体内の入り口を守る“関所”とも言うべき働きをする極めて重要な臓器なのです。
〜第二の脳〜
腸は他の臓器と異なり大脳の命令なしで働き、消化・吸収・排泄を促すことができる為、「第二の脳」とも言われています。
コロンビア大学医学部のマイケル・D・ガーション博士により腸の重要性が提唱され注目を集めました。
人の行動をつかさどる重要器官である脳には140億個の神経細胞が存在すると言われていますが、
この脳に次いで神経細胞が多いのが腸で、その数は約1億個と言われています。
〜腸の働き〜
腸には、消化・吸収・排泄という働き以外にも非常に重要な役割があります。
それは『免疫』という身体を健康に保つ働きです。
病気の原因となる菌等は、食べ物と同じようにタンパク質・炭水化物・脂質等からできているのですが、腸はそれらが人間にとって良いか悪いかをきちんと選別して吸収し、病気にならないようにしてくれています。
【腸と免疫の関係】
全ての生物は、体内に進入してきた細菌等の異物を排除する免疫システムを持っています。
体内に進入した異物から身体を守る免疫細胞は、実は60〜70%が腸に存在すると言われています。
腸には、食物と一緒に外界から細菌、ウィルス、化学物質等の異物が絶えず入ってきます。
これらの異物から身を守るために発達した仕組みが『腸管免疫』です。
〜小腸と大腸〜
免疫の主役として挙げられるのが白血球です。
白血球にはマクロファージ、顆粒球、リンパ球の3種類があります。
この3種類の中で有害な異物を攻撃するのがリンパ球であり、そのリンパ球の6割が小腸に存在しています。
体には、口から様々な異物が入ってきますが、中でも小腸は消化・吸収をつかさどっているため、異物を体内に取り込む可能性が最も高いのです。
そのため、絨毛と絨毛の間のいたるところにパイエル板と呼ばれる見張り場所があり、ここが白血球に異物への攻撃・排除を命令してくれます。
この免疫システムの働きが悪くなると体に入ってきた病原菌を処理できなくなるため、細菌やウィルスによる感染症にかかりやすくなります。
一方、大腸には白血球が少ないため、免疫の観点からはあまり注目されていませんでしたが、近年の研究で大腸に棲む様々な腸内細菌が免疫の働きを左右することが分かってきました。
腸内細菌の中でも、免疫細胞を活性化させる善玉菌を増やすことと、有害な悪玉菌の繁殖を抑えることが免疫力アップの鍵となります。
だからこそ、善玉菌と悪玉菌のバランスに注目が集まっているのです。
このように腸管免疫は、
小腸で体内に入ってくる病原菌等の侵入を拒み、
大腸で免疫力をアップさせる
二段構えの仕組みになっており、健康を考える上で重要な役割を担っています。