防府市エステ 健康の鍵 大切な腸のお話 2
こんにちは。腱引きサロンLumineです
本日は、健康の鍵! 大切な腸のお話 第2弾です!!
腸の健康について学んでいきましょう。
腸内環境が悪いと病気になるの? その①
【腸の病気の種類】
腸の病気は大別すると「腫瘍性」と「潰瘍性」に分かれます。
「腫瘍性」の代表格が大腸がんです。
戦後から1990年代にかけて急激に増え、男女別・部位別がん死亡者数でも男性3位、女性ではなんと1位と、非常に多くの方がかかっています。
日本人のこの傾向の背景には、食事の欧米化や社会環境の大きな変化に伴うストレスの増加が挙げられます。
また、女性は便秘の悩みを抱える方が多く、腸への負担が大きくなることが大腸がんの原因にもなります。
「潰瘍性」で近年増加しているのが潰瘍性大腸炎です。
大腸粘膜の炎症が大腸の広範囲に表れ、潰瘍ができる慢性疾患です。 何日も続く血便や下痢が特徴で発熱を伴います。 進行すると外科的手術も必要になります。
もう一つ、
「炎症性」の病気として有名なのが盲腸です。
以前は切除が主流でしたが、現在は切除以外に非常に強い抗菌薬が開発されたことで、薬で盲腸の細菌を殺したり繁殖を抑えたりして、腫れ・炎症を治める保存的治療も可能になってきています。
〜食事性毒血症〜
「食事性毒血症」とは、1970年代にイギリスで開催された医師学会で報告された学説です。
近代の人々は加工された食事をとることで、不必要なものを体内に取り入れており、このことを起因として様々な病気が発生しているという報告でした。
現代人の食事には過剰な塩分や脂質、添加物等、人体に有害とされるものが数多く含まれています。 人間にはそれらの成分の吸収を拒むために腸壁の粘膜を厚くする生体反応を持っていますが、逆にその影響で粘膜に悪い菌が棲みやすくなり、それが腸に吸収されることで体調を崩す原因にもなっています。
いわゆる、便秘と呼ばれる便を体内に滞留させた状態は、改善しなければなりません!
【善玉菌と悪玉菌】
腸内細菌は3種類に分類されます。
「善玉菌」(腸内細菌の総数の約2割)は、お腹の調子を整えてくれます。
善玉菌の代表として、乳酸菌、ビフィズス菌が挙げられます。 これらは小腸に多く集まるリンパ球を活性化し、免疫力を高めます。
「悪玉菌」(腸内細菌の総数の約1割)は、繁殖すると体調が悪くなり、病気の原因になります。
悪玉菌の代表は、大腸菌、ウェルシュ菌が挙げれます。 これらは発がん性物質や発がん性促進物質、アンモニア、硫化水素、インドール等の有害物質を生産して大腸に直接障害を与えます。
更に、有害物質は大腸から吸収されて血液と混ざり、体内に運ばれて様々な病気を引き起こす原因になっていきます。
「日和見菌」(腸内細菌の総数の約7割)は、体調が悪くなり免疫力が低下すると、悪玉菌に変化します。
腸内に棲める細菌の数は限られており、この3つの腸内細菌同士で常にシーソーゲームのような勢力争いをしています。
善玉菌を増やして免疫力アップをはかり、悪玉菌の繁殖を防ぐことが人間の身体にとって大変必要であり、健康的な生活を送る上でとても重要なことです!