防府市エステ 健康の鍵 大切な腸のお話 4
こんにちは 腱引きサロンLumineです
本日は、健康の鍵! 大切な腸のお話 第4弾です!!
腸の健康について学んでいきましょう。
腸内環境の改善で得られるものは?
【自律神経と腸の関係とは】
一見、腸とは関係がなさそうに思える自律神経ですが、実は腸内環境の正常化に大きく影響しています。
自律神経は自分の意思に関係なく、血液循環・呼吸・発汗・体温調整等の生命を維持していくために不可欠な機能を制御しています。
自律神経のはたらきは2つに分けられます。
活動している時や緊張している時等に優位になる「交感神経」と、睡眠時やリラックスしている時等に優位になる「副交感神経」があります。
その特徴は自動車のアクセルとブレーキに例えられたりもします。
基本的に臓器は交感神経が優位になることで活発化しますが、胃や腸等の一部の臓器は副交感神経が優位になることで活発化します。
ストレスや緊張で交感神経が優位に働き過ぎると、腸等の消化器官の環境が悪くなり免疫力が低下し、体調を崩してしまいます。緊張し過ぎると胃が痛くなったり、下痢になったりするのがそれにあたります。
最近では、がんの進行にも自律神経が関係しているという研究成果も出ています。 ストレスを抱えやすい現代社会を健康に生きるためには、自律神経にも気を配り、腸内環境を整えることが特に重要です。
〜日本人の心の問題〜
日本は、毎年自殺者が2万人前後と世界的にも自殺者が多い国のひとつです。
その原因は様々ですが、ストレスや悩みを抱え「うつ病」と診断される方が多いようです。
このうつ病は、脳の働きが大きく関係し、脳内の神経細胞の情報伝達に異常が生じて起こると考えられています。 それに加え最新の研究では、腸の働きが脳と密接に関係していることもわかってきています。
腸はいくつかの神経伝達物質を作り出す場所であり、それが脳に運ばれて利用されるので、腸と脳は関係ない器官のようで、実は密接に関係しており、腸の健康が脳や心にも影響するのです。
〜ハッピーホルモンと腸〜
緊張や興奮を促す神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの過剰分泌を抑え、心のバランスを整える働きがある神経伝達物質の1つに「セロトニン」があり、精神の安定に重要な働きをします。
心のバランスをとり落ち着かせようとする時、脳内ではセロトニンが放出されます。
このセロトニンの分泌が多いと幸福感を得られることが多くなり、ストレスからも開放されやすくなります。
セロトニンは、脳の指示により分泌されますが、つくられるのは脳ではなく腸と言われています。
また、このセロトニンは、夜になるとスムーズな寝つきをもたらしてくれるメラトニンという睡眠ホルモンに変化します。
健康に過ごすためには、体や心の疲れをとるための深い睡眠が必要ですので、日頃から腸内環境を整えてセロトニンを増やす生活習慣を心がけたいものです。
セロトニンの材料になるのは必須アミノ酸の「トリプトファン」。 これは赤身肉、大豆、ゴマ、チーズ、バナナ等に多く含まれていますので、意識的に摂取すると良いでしょう。
腸は幸せを感じるハッピーホルモンのセロトニンも生成することをお話しました。
腸内の環境を整えることは、身体の健康を維持するだけでなく、脳や心にも影響を与え、本当の意味での心身両面の健康を手にすることなのです。
もう一度ご自身の生活習慣を見直して、腸の環境改善を意識してはいかがでしょうか。