防府市エステ 健康の鍵 大切な腸のお話 5
こんにちは 腱引きサロンLumineです
本日は、健康の鍵! 大切な腸のお話 第5弾です!!
腸の健康について学んでいきましょう!
腸内環境の正常化のためには?
腸内環境の改善に欠かせないものとして、食物繊維の摂取が挙げられます。
食物繊維は消化酵素に分解されない食物中の成分で、栄養学では「食べ物のカス」とも言われ、長年役に立たないものと考えられていました。 しかし近年、食物繊維は便秘予防、肥満予防、大腸がんの予防、食品中の毒性物質の排除促進等、様々な有効性が確認されています。
〜理想的なバランスは1:2〜
食物繊維は、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」に分けられます。
「不溶性食物繊維」とは溶けない食物繊維のことで、腸を刺激し蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、腸内の不要なものを絡めとって排泄する働きがあります。
代表的なものとして、大豆やごぼうから取れるセルロース、甲殻類やキノコから取れるキチン があります。
一方、「水溶性食物繊維」は、食後の血糖値の急激な上昇やコレステロールの吸収を抑制する働きがあります。 また、便に適度な水分を与え、スムーズな排泄を促します。
代表的なものとして、菊芋から取れるイヌリン、こんにゃく芋から取れるグルコマンナン、紅藻類(寒天)から取れるアガロース、果物から取れるペクチンがあります。
これらの水溶性食物繊維は、腸内で分解されて善玉菌のエサになるのも特長です。
ちなみに、こんにゃく芋から取れるグルコマンナンは、にがりを加えた「こんにゃく」として製品になると不溶性食物繊維に変化します。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の理想的なバランスは2:1とされています。
しかし、現代の日本人の食事は3:1となっており、圧倒的に水溶性食物繊維が不足しています。
積極的に水溶性食物繊維を摂取することが望まれます。
【シンバイオティクスを心がけましょう】
〜シンバイオティクス〜
「シンバイオティクス」という言葉を聞いたことがありますか?
「シンバイオティクス」の「シン」とは英語で「同時に/一緒に」という意味です。
乳酸菌と乳酸菌を育てるエサを同時に取り入れるという考え方です。 腸内環境を良い状態に保つうえで、この「シンバイオティクス」が昨今、非常に注目を集めています。
〜プロバイオティクスとプレバイオティクス〜
乳酸菌やビフィズス菌、腸内フローラ(腸内細菌の集合体)のバランスを改善することにより人間に有利な作用をもたらす生きた微生物のことを「プロバイオティクス」と言います。
「プロバイオティクス」を含む代表的な食べ物としては、ヨーグルトやぬか漬け、納豆、キムチ等の発酵食品があげられます。
一方、この「プロバイオティクス」を活性化させるエサの役割を果たし、腸内環境の改善につなげる善玉菌を増やす働きをしてくれる食品成分を「プレバイオティクス」と言います。
代表的な成分は「オリゴ糖」や「イヌリン」で、玉ねぎやごぼう等、身近な野菜類に含まれています。
ところで、「プロバイオティクス」の一つである乳酸菌ですが、これは『動物性乳酸菌(牛乳などからできるもの)』と『植物性乳酸菌(野菜や豆・米・麦等からできるもの)』に分かれ、最近では動物性乳酸菌より植物性乳酸菌のほうが腸内での生存率が10倍高い事がわかりました。
乳酸菌の効果としては免疫活性作用、発癌性物質の排泄・分解等がわかっています。
健康に生活していくためにも、食生活の見直しをして腸内環境の改善に取り組んでいきましょう!