防府市エステ健康と美容のために注目したい3つの巡り 尿素回路2
こんにちは
腱引きサロンLumineです♪
前回に続き、尿素回路についてお話し致します♪
《尿素回路の仕組み》
尿素回路とは、オルニチン、シトルリン、アルギニンの3つのアミノ酸の再生サイクルのよって、有害なアンモニアを無害な尿素に分解する一連の反応です。
肝臓に運ばれたアンモニアは、まず酵素によって代謝された後に尿素回路に組み込まれます。
そして、この代謝物と肝臓内のオルニチンが反応することでシトルリンに変換されます。
さらにシトルリンはアルギニンに変わり、最後にオルニチンと尿素の2つに分かれ、尿素は尿と一緒に体外へ排出。
オルニチンは尿素回路に戻りアンモニアの解毒に再利用されます。
抗酸化ライフで肝機能をサポート
肝臓には、アンモニアを解毒する尿素回路のほかにも、さまざまな働きが備わっています。
私たちの生活の中には、残念ながらアンモニア以外にも多くの有害物質が存在し、日々の暮らしの中で知らず知らずに体内に摂り込んでしまっています。
食品添加物、科学物質、アルコールなど、多くの有害物質が、肝臓の働きによって無害化されています。
さらに肝臓には、「栄養素の代謝」という働きもあります。
食事などで摂り込んだ栄養素はそのままの形では利用できないので、肝臓内で身体の各器官が必要としている形につくり変えられます。
ところが、有害物質の分解とともに、栄養素の分解にもたくさんのエネルギーを必要とし、多くの酸素を消費するため、暴飲暴食を繰り返し行うと、肝臓の中で多くの活性酸素が発生し、肝機能の低下に拍車をかけてしまいます。
また、生活習慣の乱れや精神的なストレスなどでも活性酸素は過剰に発生し、深刻な肝機能の低下とともに、尿素回路の働きにも影響します。
肝臓と血糖値のコントロール
肝臓には、尿素回路や栄養素の代謝を含め、少なくとも500以上の働きが備わっているといわれます。
「糖質の貯蔵」もそのひとつです。
身体のエネルギー源として大切な3大栄養素のひとつ糖質は、小腸から吸収され、血流にのって肝臓へ運ばれます。
肝臓内に集められた糖質は、そのまま貯蔵され、必要に応じて血液中に放出し、あらゆる組織・器官のエネルギー源となります。
そしてこの糖質の放出量によって、血液中の血糖値はコントロールされています。
肝機能の低下は血糖値のバランスを崩し、糖化や生活習慣病を引き起こす要因にもなると考えられています。
肝機能を向上させるためにも、抗酸化ライフを心がけ、活性酸素を発生させない生活習慣を身につけるとともに、身体の抗酸化力を徹底的にサポートしていくことが必要です。