防府市エステハイパーナイフ 大切な血液のおはなし4
こんにちは
腱引きサロンLumineです♫
本日は大切な血液のおはなし4についてお伝えします
【生体防御】
人間には、細菌やウイルスから体を守る生体防御というシステムが備わっています。
生体防御では3段階で体を守ります。
特に第2・第3段階の体の中に細菌やウイルスが入り込んだ際に、病気にならないようにする機能を「免疫」といいます。
第1段階 皮膚や粘膜で侵入を防ぐ
細菌やウイルス等の異物の侵入を皮膚や粘膜によって物理的に防御します。
第2段階 自然免疫
その皮膚や粘膜を越えて体内に異物が侵入した場合、2段階目として白血球の中の好中球やマクロファージと呼ばれる細胞が、異物に反応し攻撃します。
これは人間に元から備わっている働きで、自然免疫と呼ばれます。
第3段階 獲得免疫
第2段階で侵入した病原体を記憶し、次に同じ病原体が侵入した時に、効果的に排除します。インフルエンザの予防接種がイメージしやすいと思いますが、後に備わるので獲得免疫と呼ばれます。
【免 疫】
私達の生きている世界には、空気中に無数の細菌やウイルスが存在し、常に体の中に侵入する機会をうかがっています。
しかし、私達の体にはそれらと戦う仕組みが備わっており、その仕組みのことを「免疫」と言います。
免疫は、血液の白血球にある免疫細胞という専門の細胞によって働きます。
白血球とは
白血球は顕微鏡で見た時に白っぽく見え、顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)・単球(マクロファージ)・リンパ球等に分けられます。
体内に侵入してきた異物に対し、まず好中球とマクロファジーが異物を食べて消化処理します。
その段階で処理しきれなかった異物に対しては、リンパ球が免疫反応を起こし生体を異物から防御することになります。
リンパ球による免疫反応では、侵入してきた異物に対する「抗体」を作って、同じ異物に対してすばやく対応できるように、次の侵入に備えます。
[リンパ球の種類と働き]
●ナチュラルキラー(NK)細胞
体の中のウイルス細胞やガン細胞等に素早く反応し直接攻撃します。
●B細胞
マクロファージとヘルパーT細胞の指示により、一度侵入してきた異物に対して「抗体」を作ります。
●T細胞
ヘルパーT細胞、キラーT細胞の2種類があり、ヘルパーT細胞がB細胞やキラーT細胞に指令を出し、キラーT細胞が異物を処理します。
私たちの身体の血液は、細菌やウィルスと必死に戦っているんですね!